第八話
「PM8:00すぎ」



【SOS団部室】


なんとかエナジードリンクを見つける事が出来たので部室に戻って来たのだが・・・・

扉を開けた瞬間
「遅いーー!!全然私達強くなってないわよ!!」

とハルヒから、思ってる事をそのまま出したかのような罵声を浴びた。
国語大丈夫かコイツ??

俺「遅いってのは悪かった、どこいってもエナジードリンクが売り切れでさ「そんな事はどうでもいいの!!」
と言ってる途中でハルヒに割られた・・・・
どうでもいいって・・・傍若無人すぎないか???

ハルヒ「アンタが出て行った後、皆で対戦したけど!全然いつもと一緒じゃない!!
全く勝てなかったわよ!?」

比喩では無く耳が痛い・・・とりあえずハルヒへの返答は保留して長門にエナジードリンクを渡してやる。
無表情に受け取られたがまあ気にしない。そういう奴なんだろう。

俺「で、まったく勝てなかったって?」
振り返り、保留解除してハルヒとの会話に望む俺。

ハルヒ「そうよ!全然勝てないじゃない!」
耳が痛い、ついでに頭も痛い、そして後ろで長門が銭湯で飲む牛乳ビンのようにエネジードリンクを
一気飲みしてる気配を感じるが気のせいだと信じたい。


俺「OK、じゃあ勝てるように教えてあげましょうお姫様。」
と、若干挑発じみたセリフを言ってみたんだが・・・・





ハルヒ「キモっ」

キョン「あ〜俺もちょっとキモって思った許してくれ。」

メイド「えーと、えーと私は思ってないですよ、全然。」

トリプルパンチ。どちくしょう!!
自分でもちょっと恥いなーって思ってたよ!!


俺「うるさいぞお前ら!とにかく教えるから!
キョン〜!反対側に回ってちょっと乱入して来い!」
俺「ハルヒはそこで俺の動きをよく見て覚えろ。
理解出来ない所は随時聞け!ちゃんとメモも用意しろよ!!」

勢いまかせに早口で言葉をまくしたてて
俺「じゃあ始めるぞ!」と勝手に始める俺。
(ちゃんとついて来いよーー)


【ハルヒ強化シミュレーション戦】
俺はケンを選択。
キョンはリュウ。

ラウンド開始ぐらいから俺はしゃべりながら対戦を進めた。

俺「いいかー!まずは『攻めについて』だ!
攻めて相手からダメージを獲ろうと思ったら、大きく分けて

『必殺技等で遠距離から攻める』
『飛び込みからの攻めを成功させる』
『中間距離の刺し合いでダメージを奪う』
『突進技もしくは前ステップ等の移動からの近距離戦を成功させる』

の4つだ!」

といいながらキョンリュウをボコったりボコったり。

俺「その4つにはそれぞれ対処方法がある!
まずはコレだーー!!」

なんかしゃべってる最中にキョンリュウが飛び込んで来たので、中昇龍で返しながらノリで叫んでみた。
(昇龍拳!しょう!りゅうけん!!)

俺「飛び込み攻撃には中昇龍で対空迎撃が基本だ!当たり方によっては追撃で強昇竜が入るぞ!」

俺「対空は重要だぞー!格言に『飛ばせて落とす』っていうのがあるくらいだからな!!
対空が完璧に出来るだけでその辺の初心者には負けないぜ!!
勘違いしちゃイケナイのは『飛んだら落とす』では無く、『飛ばして落とす』だからな!!
日本語難しいけど、難しい分だけ意味を正確に表している場合が多いんだ。よく覚えとけ!」


とかもう勢いだけでなんか口走っちゃてます。
そんなこんな言ってたら、キョンが遠距離で波動拳を連発してたので

「遠距離から飛び道具連発してていいのかな〜?飛んじゃう、ぞ!っと」
と言いながら、セービングで間合い詰めて、波動拳の隙に飛び込んで、
(ガン!ピシ!パシパシ、ザシュ!竜巻せんぷうーきゃく!!)
J強K>屈弱K>屈弱P>立弱P>屈中K>EX竜巻を食らわす。

食らわした後、遅らせ後ろ投げを入れようとしたら
キョンリュウがぶっぱ昇竜してたので自動ガード後、強P>強昇竜をとりあえず入れておいた。

俺「とまあ、飛び道具は飛び込みに対して弱かったりする。
ガイルとかの高性能の飛び道具に飛び込むのはかなり難しいが基本は飛び込みに弱い。と思ってくれ。」
と言いながら、起き攻めを放棄してバックジャンプで大きく間合いを離す。


俺「で〜残りの2つの対処を実戦したいけど、キョンが攻め方を知らないから出来ません。
なので〜〜〜俺が攻める!!」
俺は小刻みに動きながら、キョンリュウとの間合いを詰め、


6中Kから攻めて移動投げしたり、
屈中Kを刺したり、刺すぞと脅かしたり、
固まったキョンリュウを前ステップから投げたりと・・・・

基本的な攻めをやや後ろにいるハルヒに見せはしたが、
どこまで理解できるのかは疑問だ。



俺「ちなみに『中間距離の刺し合いでダメージを奪う』という攻めは、『付き合わずに逃げる』が一番の対処だ。
なぜなら刺し合いに打ち負けたら一気に勝敗が着いてしまう事が多い。
逆に打ち勝てばこっちのもんではあるが、ハイリスクハイリターンである・・・・

確実に勝ちに行くのであれば、ローリスクでダメージを取りに行ける場面で攻めるほうが好ましいのだ。
なので仕切り直しを兼ねて逃げるが有効と言われている。」
と聞いてるのか聞いていないのかわからないハルヒに言葉を投げる。

俺「『突進技もしくは前ステップ等の移動からの近距離戦を成功させる』への対処は、
『突進中に相手の動きを止める』って対処が一般的で、
やり方は相手が突進してきそうな場面で、予測牽制を振ったり、反応で潰したり、一点読みやら誘いやらで潰す。

慣れと理解がかなり必要になるので、危ないな!って思ったら逃げるのも良い。
というか最近は『逃げる』が最善という見方もある。」


(K.O.!!)
あ、なんか気が付いたらキョンをフルボッコで3タテK.O.してしまった・・・
まあいいや。


キョン「ぐぬーー何も出来んかったーーー!!」
とか何んとか言いながらこっちに帰って来た。

俺「哀れな子羊が帰って来たんで、質問を受け付けるぞ!
何かわからない所とかあったか?」

ハルヒ「の前に!アタシと勝負よ!!」
といきなり力強く宣言されてしまった・・・・


俺「え!?まあいいけど、なんか策があるんだろうな?」

ハルヒ「もちろんよ!」
俺「ならどうぞ。」
と反対側に促してやる。


・・・・少しは理解出来たんだろうなーー!?
と思いながら、ハルヒの乱入を待つ俺であった。



--あとがき--
This story is 『適当』.オッライ?
でも謝ります。

ス ミ マ セ ン デ シ タ



>>つづき 《TOPへ戻る