第七話
「エナジードリンク」



パン!と手を叩き、皆の注目を集めてから俺は締めの言葉を語った。

「はい、皆さん
【相手を負かして、勝つゲームでは無く。】
【有利な状況をひたすら維持して勝ちを拾うゲームである。】
というのが少しは理解出来たでしょうか?」

ハルヒ「わかんないわよ!今ので何をわかれっていうの!!」
キョン「あれ?ハルヒ、さっき「え、そういう事なの!?」って言って無かったか?
てっきり理解出来たのかと・・・・」

ハルヒ「あれは、【K.O.されなきゃ合格】のほうが理解出来たって意味よ!!
まさかタイムオーバーもOKなんて思わなかったわ!!」

俺「う〜む、まあそれも一理ぐらいはあるかな?
簡単に結果だけで言えば、俺に勝とうとしたキョンとハルヒは負けた。
勝とうとしなかった長門さんは負けてない。
【相手を負かして、勝つゲームでは無く。】ってのを長門さんは理解したんだと思うよ。
って所かな?」

ハルヒ「何よそれ?」

俺「もう1つ言えば、俺がキョンとハルヒに勝った理由・・というか勝てた理由は
【有利な状況をひたすら維持して勝ちを拾った】から。

俺は自分からほぼ攻めて無い、勝ちにいって無いんだな〜コレがw
相手の悪い行動に対してダメージを確実に与えていっただけ。
そしたら勝てた。

努力した点は、自分が有利な状態を保つ為の努力のみ。
って所かな。」

ハルヒ「じゃあ何?アタシが勝ちに行かず、悪い行動をしなければ勝てたの?」
俺「今のアンタじゃ、勝つのは難しいかもしれないけど
さっきのテストという枠内では合格という勝利を確実に獲れたね。」

ハルヒ「う〜コイツ嫌いーーー!!言い方がむかつくーー!!」

キョン「なかなか奥が深いゲームなんだな〜、
たかがゲーム、されどゲーム。うんうん。」

喚いているハルヒの隣と、なにやら納得しているキョンを見て二重の意味で満足した俺は買いだしに行く事にした。
俺「俺はちょっと合格商品を買ってくるわ!その間、自習しといてくれw」

とバタンとドアを閉めたあたりで
「え、え、私のテストは〜〜」やらなんやら声が聞こえたが気にしない。




【場所:その辺】
エナジードリンクを求めて探す俺がいたのだが・・・

いいか、よく聞けよ!


「売って無い!」
俺は声を大にして口をこぼした。


おかしい・・その辺のコンビニにあると思ったのに全然置いて無い!!

探しに探し歩いていると、昨日のアミューズメントセンターの看板が目に入った。
(ちょっと涼みに行くか・・・)

と足の向きを変えてアミューズメントセンターの方へ行ってみると・・・・



「閉店!?潰れてる!?」
またもや口から言葉がこぼれ落ちる。

先週オープンしたばかりなのにもう閉店!?
不景気って怖いな〜・・・

でも、閉店のお知らせなんて昨日はまったく無かったような・・・


ちっ!しゃーねぇー、
エナジードリンクを探す旅に戻るか。


「あそこの薬局あたり置いてねぇーかなー」
と呟きながら歩む俺であった。



--あとがき--
対戦指南のソースは某2掲示版・・・だといいなw
ちなみにみくるのスパーが無いのは

1、ダレた。
2、マイキャライメージが沸かなかった。
3、脇だから。

の全3点ですw

あと変な複線作っちまった・・・どないしよ?
いろいろと後だ!!



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