第一話
「JKの乱入」
ちょっと寂れたアミューズメントセンターにて。
「ちょっとキョン!少しは手加減しなさいよー!!」
「聞いてんのキョン!!」
非常にうるさい。
俺の隣でギャーギャー騒ぐな。
(パチパチパチダダダダ昇竜列破!!)
隣からレバガチャ音とレバガチャ昇竜列破の音が聞こえる。
どこぞのカップルか知らんが、隣のJKは典型的な超初心者。
対面の彼氏は飛び込み強攻撃>足払いの初心者。
こいつら見覚えのある学生服だが、どこの高校か思い出せない・・まあどうでもいいや。
俺は1人黙々とコンボ練習やら連携開発やら精度UPの練習したかったんだがな〜
今日は店変えて熱い対戦でもしに行くか・・・・
と思っていたのだが・・・・・
「ちょっとアンタ!!」と隣のJKから声を掛けられた
ような気がしたが、実際はJKに襟首掴まれていた。
・・・・あれ?
ちょっとしたチンピラと襟首の掴み合いしたりケンカした事はあるが、
JKにいきなり襟首掴まれた経験は流石に・・・・無い。というか襟首掴むの早いな、発生2Fでつか???
そんな事を考えていたのか走馬灯だったのかよくわからないが、JKは俺の襟首を掴んだままおっしゃいました。
「アンタちょっとキョンを倒してよ!アイツに世の中の厳しさって奴を教えてやってよね!!
もちろんアンタに拒否権なんてないわ!いい?わかったわね!!」
わかりません。
何が起こってるのかわかりません。
わかりませんが、いつのまにか隣の台に移動して100円を入れてる俺がいます。
「この赤いアメリカ人でキョンを××しちゃいなさい!!行け我が下僕A!!」
キャラ指定&スラング&下僕扱い。
俺はキレていい。
キレていいが、この時はキレるタイミングとアドレナリンが圧倒的に足らなかった・・・
言われるままケンを使い、初心者相手にガン攻め。
(ピシ、パシパシ、ザシュ、竜巻旋風脚!!)
(はー貰った!いくぜ!ドガバキドゴドゴドゴしんりゅう〜けん!)
( K.O. )
と1R目を獲った瞬間。
気が付けばまたJKに襟首を掴まれ、首を180度回転させられ、JKのありがたいお言葉を聞かされるはめになりました。
「強い!私が見込んだだけの事はあるわ!
アンタは今日から我がSOS団のゲーム事業部の特別顧問に今、任命したわ!
今後は私達がこのゲームを上達する為に命掛けでがんばりなさい!!」
この言葉をJKが紡ぐ間、俺は首を縦揺れで揺らされ続けていたので何を言っていたのかよくはわからなかった・・・・
「キョン!アンタの実力がどの程度かよくわかったわ、帰るわよ!」
半ば放心状態の俺をよそにJKと彼氏は帰っていった。
帰り際に彼氏がなんか声を掛けて来たような気がしたがまったく記憶に残りはしなかった・・・・
俺の意識が回復したのは、対彼氏戦を捨てゲーされて
その後のCPU戦に負けたK.O.の音が聞こえた時であった。
--あとがき--
本当すいません!勢い先行入力で書いてます。
楽しんで頂ける方が居たらうれしいです!
とりあえずヘタだけど勢いだけで最後まで行こうと思います!
後悔は後だ!いつでも見捨てて下さってかまいません!
>>つづき
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